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ワークショップ内容
実施日 10月28日(縫製の回)
11月11日(染めの回)
行程 縫製から草木染めまで
作成予定ナプキン 羽なしタイプのSML 計3枚
講師 船崎恭子さん
船崎さんは97年から布ナプの普及活動をされています。無漂白のネル生地のカットから縫製、ご自分で採取された植物を使い染めを施し販売。初めての布ナプの本「魔法のナプキン」の著者である角張光子さんとも密に連絡を取り合い、日々普及の為にまさに尽力。

  布ナプキンを積極的に販売する立場として、売り買いだけで無い「何か」が出来ないものか、と考えこのワークショップを実施するに至りました。
指導して下さった船崎恭子さんとはやはり布ナプ繋がりで知り合い、このワークショップを打診した時には、12年振りの「いのちの祭り」にて丁度同内容のワークショップを実施していたそうです(布ナプ関連の出店があるとは知っていましたが、それが船崎さんとは知りませんでした)布ナプによる出会いが、同時期に布ナプのワークショップ絡みでまたも繋がっていたのも不思議な気持ちでした。


10月28日 縫製の回

〜既にカット済み生地の縫製・染めるための前処理であり豆汁処理まで

●横浜女性フォーラムで開催
今回の開催場所である「横浜女性フォーラム」の「生活工房」は設備も完備・充実、創造と交流の場として暮らしに根ざした活動を支援するスペースです。工房内もとても広くゆったりとしているので、開放感があるうえに利用料1人¥100という格安さ、今回のような内容には申し分ない程のスペースでした。

準備もあり少し早めに開催場所である横浜女性フォーラムに到着したのですが、参加者の方々との集合時間まで、私は準備らしい準備といったものはせず、通常船崎さんが販売している布ナプの糸処理をしたり、デジカメで撮影したり・・・。

そういえば、この生活工房内に布ナプキンに関する掲示があり、その掲示物を書いたのは船崎さんのお友達という事です(ちなみにその掲示物にも船崎さんの事が記載されていました)
スペース自体が前述のような暮らしに根付いた題材を扱う事から、「魔法のナプキン」もスタッフの方が横浜女性フォーラム用に購入されていました。(後日、横浜女性フォーラムからも船崎さんへワークショップの依頼があったそうです)

参加者も集合し、船崎さんから布ナプとの出会いや今までの活動の経緯、今回のいきさつ等の挨拶後、簡単に参加者の方々にも自己紹介等をして頂きました。

横浜女性フォーラムの景観


掲示されていた布ナプの読み物


縫製を始めたところ


縫製中の布ナプキン
●和気あいあいと縫製開始
そして縫製がスタート。生活工房のロックミシンの調子が今一つだった為、手縫い希望の方は手縫いにてスタート。まずはあて布の周囲をかがります。ロックミシンは結局船崎さん持ち込みのロックミシンを使用する事にし、ロックミシンでのかがり縫いをする人、手縫いの人とそれぞれ縫い進めていきます。

この間にも手は縫いを怠らないながらも、参加者の方に染色を生業とする方がおり、ご自身や周囲の方による自然分娩、落ちでた胎盤、染色に関連した話しが興味深く、女子の集まりですからよもやま話し等ももちろんアリでワイワイと。

あて布のかがり縫いの次は、本体とあて布部分を重ね合わせての縫い。この無漂白のネル生地はよく見てみると、フカフカした面とそうでない面があり、決まりでは無いのですが、なるべくフカフカした面が肌に直接あたる部分にくるよう縫い合わせていきます。この重ね縫いの次には、後は周囲をロックミシンでかがるだけ。でも何故か私の番にミシン糸が3回程切れてしまい、手縫いでいいや〜と相変わらず手でチクチクと縫い進めている間にも、他の参加者の方々は快調なロックミシンでほぼ布ナプそのものになりつつありました。

●豆汁処理
ミシンの台数や調子もあり、ここまでで時間が結構とられてしまい、縫製の終了を見計らいながら船崎さんは次の作業である豆汁処理の準備へ。

豆汁処理とは、綿はタンパク質を含んでいない為(絹等には必要ありません)染めを施す前に染まりやすくする為の作業です。
まずは事前に水に浸けておいた大豆をミキサーにかけ、かなりドロドロの状態にし濾します。その濾した液に布ナプを浸す前に、豆汁が浸透しやすくする為に大鍋に湧かしておいた湯に布ナプを浸し(湯通し)、満遍なく浸かったところでようやく豆汁に浸します。「魔法のナプキン」によるとこの豆汁に30分程浸けておくらしいのですが、時間が押し迫っていた為、しっかりと浸かったのを見計らってから取り出し軽く絞った後、次回に向け各自で干し乾かす為に持ち帰りました。

余談ですが、参加者の全員が3枚とも縫い終えたのに比べ、手縫いで貫き通してしまった私のみ1枚それもSサイズのみしか終了しておらず、残りの縫製&豆汁処理は自宅での宿題と相成りました・・・。

11月11日 染めの回

草木を用い縫製の終了した布ナプを染めます

●草木摘み
使用する草木を摘むところから始める予定でしたが、摘む予定だった「せいたかあわだち草」がもう時期で無いという事から、参加者の殆どの方が楽しみにしていた摘みは無くなる予定だったのですが、河川敷にはまだまばらにせいたかあわだち草が残っており、何か子供の頃の野外教室のような雰囲気の中、皆が適度に摘むところから始まりました。

●染め作業
本日の染めの予定は、船崎さんにて用意済みのたまねぎの皮&子供のような懐かしい感覚の中摘んだせいたかあわだち草の2種、を媒染をミョウバンと鉄くぎに変える事により4色の色が出せます。布は3枚。色は4色。なので色はそれぞれにお任せ。

4色を出すには単純に考えても行程が4倍。湯通し・媒染液作り・染料液の煮だし・浸け置き等々、備品完備といえども鍋やガスコンロにも数の限度がありますから、船崎さんによる4色分の作業行程の緻密な計算のうえ、もうここからは鍋が行き交い、湯を湧かし、の作業が続き、慣れない参加者は「船崎さ〜ん、次どうします〜?」の連続でした。(この辺の作業については省略)

船崎さん自身が自宅で作業される場合には、一度に数十枚を作るらしく、それでも今は多少落ち着いているらしいのですが、以前布ナプキンの記事が新聞に掲載された時、角張さんへの問い合わせがひっきりなしだったとの事で、コンロが足らず夏にストーブを引っぱり出しての戦々兢々状態だったようです。

一息ついたところでお茶タイム(各自お茶菓子持参、それも沢山(^^))。最後は水洗いと脱水をし、染め上がった各自の微妙な色合いの違いの話しに花を咲かせていました。

またも余談。前回で豆汁処理が宿題となった私は、結局豆汁で無く牛乳による下処理をしたのですが、私の布ナプのみ染まりの濃いものになりまして、それもまたたうちさんらしいという声が方々から・・・。

画像だと少し解りづらいと思いますが、自然の色合いが醸し出された染め上がりで、本当に素敵な布ナプキンに仕上がりました。

たまねぎ ミョウバン染め


せいたかあわだち草 ミョウバン染め


たまねぎ 鉄くぎ染め



せいたかあわだち草 鉄くぎ染め
●布ナプキン〜色もイロイロ
後日・・・
生地の色に関する声も多岐に渡ります。特に素朴屋では「赤」(Moonphase)と「白」(暮らしを耕す会)を販売している為、「赤」だと汚れが目立たなくていい、色自体に抵抗がある、「白」だと状態が解っていい、汚れが目立っていや、等々・・・。
丁度その後布ナプキンを使用する機会が訪れた為、草木染めナプキンを早速使ってみた訳ですが、たまねぎミョウバン染めの場合、経血と生地の色あいが重なり、うまくぼやけたブレンド色になっていました。赤い生地自体や白い生地に付く経血である赤色とのコントラストに抵抗を示す方も多いので、そういった方々の抵抗が少なく入りやすい色あいだと感じた次第です。

ワークショップに参加してくださった方々のコエ

上記のように行われた今回の布ナプキン・ワークショップでしたが、船崎さんを始め、参加して下さった皆様には本当に感謝の言葉に尽きます。参加者の皆様にも好評で自分自身とても有意義な時間だったと感じています。船崎さんもワークショップの依頼が増え、今後は増々精力的に活動されていくようです。種蒔きの作業は着実に実を結んできています。
下記は参加してくださった方々の声になります。


縫製、染めの両方の布ナプの講習会に参加しました。
出来上がったナプキンは「自分が自分のために作った」という意識があるせいか、愛着もとても強いです。もう「特別」です。自分で手間ひまをかけたモノに対する思い入れを再確認しました。モノへの思い入れが、無駄なものをつくらない暮らしへ近付けてくれそうですね。
私はたまねぎミョウバン染め、せいたかあわだち草ミョウバン染め、たまねぎ鉄くぎ染めに挑戦しました。シミが目立たない色がいいな、と考えていました。が、御指導頂いた船崎さんから「ナプキンの色は薄い方が、血の色で体調の良し悪しがわかりやすい」と言われました。自分の身体の状態をよく知ることも考えて色を選ぶ!改めて感心しました。草木染めの綺麗さに感動したり、皆様と話をしたり、といろいろと実りが多く本当に楽しかったです。機会を設けていただいてありがとうございました。
【Kieさん】 (縫製&染めに参加)
ナプキンを自分で染めて作成できた喜びだけでなく、いろいろな考えを持ったみんなと交流できた事がさらに楽しかったです。
【モロオカさん】 (縫製&染めに参加)
布ナプ講習会ですが私は縫いと染めのうち後の染めに参加しました。
そんなわけで布ナプ本体は講師の舩崎さんが作ったものをいただいたのですが,・・・これがとっても綺麗,うむ〜 不器用なので縫いは参加しなくてよかった・・と初っぱなから消極的な私(笑)
最初は草がないということで草つみはナシだったのですが近くの河原にセイタカアワダチソウがあることが判明,急遽みんなで摘みに行くことになりました。そして摘んできたセイタカアワダチソウと舩崎さんが用意してくださったタマネギの皮で染めが開始です。
大きなお鍋にお水と草を入れてぐらぐらと煮ます。その中に湯通しをした布ナプをいれてまたぐらぐら。その後染めた色を定着させるための媒染液に入れるのですがこれがすごい!今回媒染液がミョウバンと鉄媒染液の2種類だったんですが,媒染液が違うだけで色にかなりの違いがでます。そんなわけで染め上がりの色は4種,手持ちの布ナプは3枚・・・うう〜 何色にすべきか?かなり迷いましたが結局1.(タマネギ→ミョウバン)2.(タマネギ→鉄媒染)3.(セイタカアワダチソウ→ミョウバン)の3種類にする事にしました。 すると
1は明るいオレンジがかった茶色
2は緑がかった茶色
3は淡い黄緑
になりました。きれい〜!!ちょっとあのタマネギの皮と河原の草からできた色とは思えません(スマン,タマネギとセイタカアワダチソウ)
ちなみに選ばなかった4.(セイタカアワダチソウ→鉄媒染)は青みがかった深緑?(どんなんや)ですごく上品な感じでステキでした。うう〜 これも染めたかった!!と自分で一枚も作っていないくせにもだえる私(笑)でもでもとってもどの色いい感じで自分でも家からなんか持ってきたくなるぐらいでしたよ!舩崎さんは靴下や自分で作るズボンの布などを一緒に染めておられたのですがこれも綺麗に染まっていました。靴下が絹だったのですが布ナプのネル地とは微妙に違った色に染まって面白かったです。あとこれは前回にやられたみたいなのですが布ナプを染める前に良く染まるように豆汁に浸すらしいのです。田内さんが豆汁のかわりに牛乳でやられたそうなのです。・・・するとこれもまた染まり方が違う。どの染めでもかなり色が濃くなっていて参加者のねこねこにゃあさん曰く「革ナプキン」(笑)貫禄のあるナプキンでした(^^)水洗いのあと染めと媒染を繰り返してできあがりです。
その間にも思わぬティータイムがあったり(そこで出た玄米あげ?の味が忘れられない私です・・)してできあがったのはかなり遅い時間だったのですがあっという間に過ぎてしまいました。作ってみて思ったのですがやけどにさえ気をつければできるのでは?というのが正直な感想でした。(つーかその時やけどして「うひょー」とか「あちゃー」とか言ってたのは私だけなんですけど…)なんといっても色が変わっていくのが見えるのが面白いのです。鍋を揃えるのが大変ですが(笑)またやってみたいですね。特に今回はやらなかったんですが舩崎さんが見せてくださった枇杷の葉で染めた布ナプの綺麗なこと!枇杷の葉染めはかなり手間がかかって大変とのことでしたがそれだけの苦労はありそうなとても綺麗なピンク色でした。思わず近所で枇杷の木を探したりしてます(笑)←作れるのか?
草木染めなんてなかなか自分でできない体験ができてとても楽しかったです!
講師の舩崎さん,主催の田内さん,参加者のみなさん楽しい時間をありがとうございました。
あのとき作った布ナプはまだ使う機会に恵まれていないのですがもうすぐ使えそうなので楽しみです。って生理が楽しみなんてなんか変(笑)また使った後に使い心地をお伝えしたいと思っております・・・。
【はるのさん】 (染めに参加)
まったくもって不器用だと自覚してるので、縫製はチャレンジしませんでしたが、草木染に参加してよかったです。
教えていただいた船崎さんも素敵な方でしたし、参加されてた方々ともいい雰囲気でいい時間と場所ををすごさせてもらえました。
4色をサイズ違いの3枚にどう選ぼうか考えたり。出来上がりをずらりと並べたときについ人のと色の具合を比べたり(^^)。何といっても家に帰って、じっくり自分の草木染布ナプを手に取って見てうれしかったこと!
日常処分してるタマネギの皮もなんていとおしいものだったんだろう。問題は家でひとりでやれるかどうかでしょうか(笑)
【cayaさん】 (染めに参加)
やっぱりみんなで集まって作ったことに意義があったな、と思います。ねこねこにゃあさんが、みんなで縫った時はどんどん(針が)進んだのに、家で残りを縫ったらあんまり進まなかった、みたいなことを言ってて、なるほどな、と思いました。私も同じ事に興味を持っている人達と話をしながらちくちく縫うのは楽しかったです。使用感の話も参考になるし。
船崎さんの話も興味深く聞かせていただきました。妹の件もそうですが(注、このワークショップで作成した布ナプキンを見て、今まで興味を示さなかった妹さんが布ナプキンに興味を持ち始めた)いきなり布ナプの話を切り出すよりも、楽しかった出来事を添えて話すとやっぱり印象が違うようです。彼女が続くかどうかわからないけれど、感心を持つのと持たないのではかなり違うのではないかと思います。
場所ですが、作業をするのはベスト、距離的にはちょっと、でした。またやるなら都内でいいところが見つかるといいな、と思います。
あと4色染められるのなら、4枚染めてみたかったな、と思いました。既に布が裁断されていましたが、裁断から始めてもいいような気がします。
作ったナプキン、使ってみました。使い心地としては、暮らしを耕す会と同じ感じかな〜。洗濯したらごしごししたところだけ少し色が落ちていました。無漂白だとだんだんしみが目立ってしまいますが、染めてあるので(これからわからないが)無漂白より干すのに抵抗がない気がします。(ムーンフェイズとかちょっと干すのがつらい)
【匿名さん】 (縫製&染めに参加)
匿名さんがおっしゃる通り、みんなでおしゃべりしながら縫ってるときはどんどん進んだのに、残った分を家に持って帰ったら、なかなか進まなかった上、縫い目もとっても大まかになってしまい、染めの日には「これ誰の?」と何度も笑われてしまいました。(^^ゞ
二回のワークショップは、いろいろ勉強になって有意義な集まりでしたが、それ以上に、その前に、一言で言うと、「楽しかった!」です。
戸塚ということで、正直言うと「遠いなぁ」と思っていたのですが、設備が整っているだけでなく、開放的できれいで、とても居心地のよい工房でした。
縫いの日は、ミシンが不調だったこともあり、また自分で作るときのために私は手縫いメインで挑戦してみました。
針を動かしながらのおしゃべりは、布ナプキンが受けた経血のことから、授産院でのお産のこと、後産のことまで話が広がったりして、普段考えたことがなかったので、目を開かれる思いでした。”ナプキンを洗った水は滋養に富んでいるので草木にかけてやる”という記述をよく見ますが、単に血液だから滋養があるという意味にしか思っていなかったのですよね。他にもいろいろ、ひとところに集まって、一緒に作業をすることで始めて気がつくことがたくさんありました。
私は普段、暮らしを耕す会のナプキンを使っているのですが、指導してくださった船崎さんの言葉の端々から、暮らしを耕す会を作ってくださっている方にも思いをはせることができました。
そして「染め」は、すでにレポートされている通り、河原で「セイタカアワダチソウ」を摘むところから始まったのですが、染め上がった色の鮮やかさには驚きました。渋い色なんですが、こんなにはっきりしたいろんな色が出るものなんですねぇ。ちょっともったいなくて使えない。(笑)でも、次の生理のときには、思い切って使ってみたいと思います。
それから染めの回には、持ち寄ったお茶とお菓子での「お茶の時間」が楽しかったことを付け加えておきます。(^^)
【ねこねこにゃあさん】 (縫製&染めに参加)
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